NHK BSドキュメンタリー アメリカニュース報道の危機

再放送だけど。
第1回は見逃しちゃったんだけど(笑)。

<シリーズ アメリカ ニュース報道の危機>-4回シリーズ
第1回 揺れる情報源の秘匿(再)
第2回 国益か 国民の知る権利か(再)
第3回 報道の娯楽化とブログの攻勢(再)
最終回 利益第一主義の弊害(再)
過去のエントリーで何度か
「最近のテレビは面白くない。」
と触れましたが、それにも関連あるテーマ。

第1回、2回は
ジャーナリズムvs国益
というテーマ。
安全保障にかかわる情報を記者がつかんだとき、
それを報道するべきか否か。
また、その情報をどこから手に入れたのか
という政府殻の質問に応えるべきか否か。

これはなかなか難しい・・。
特にブッシュ政権はメディアに対し抑圧的で、
「国はテロリストと戦っている最中なのに、
 メディアは国と戦っている。」
と事あるごとに報道機関を批判。

う〜む。
いいたい事はわかる。
ただメディアは権力のチェックや監視の機能を持っている以上、
政府の思い通りには動いたらダメじゃんと思う。
そんなんじゃ存在する意味が無いもんね。

しかし一方でメディアはアメリカ政府の操り人形的な一面も見せるね。
ジェシカ・リンチなんかその典型で、ホントばかばかしい出来事だったし、
湾岸戦争の時も、重油まみれになった海鳥の映像がこれでもかと流されたけど、
あの海鳥の映像は戦争とは関係ない別のタンカー事故の時のもの。
無意識なのか故意なのかは分からないけど、
メディアによって世論が操作されたのは事実。


第3回、4回は大雑把に言うと、
経営者vs現場
って感じのテーマ。

いろんな人にインタビューしてたけど、
立場によってはっきりと意見の違いが出てて面白かった。

経営者側
「視聴者が知りたいニュースを」
現場側
「視聴者が知るべきニュースを」

この対決は面白かったなぁ。
経営者の
「イラク戦争なんてどこの報道機関でもやっている。
 そんなことよりみんなが知りたがってる地元のニュースをやれ。」
という主張に対し、現場の責任者が
「イラクに記者を常駐させている新聞はアメリカで3つしかない。
 NYタイムズとLAタイムズと(もう一つ忘れた・・ワシントンポストだっけ)。
 これは信じられない事態だ。」
と反撃。

知りたがるニュースと知るべきニュース。
テレビ局や新聞社は株式会社である以上、利益を追求しなければいけない。
それは分かる。
しかしニュース部門にまでそれを求めるのはどうなの?とも思う。
そこん所は別にして考えるべきじゃないのかと。
公共性のある部門に関しては利益が出ずとも損しなければいいじゃない。

アメリカで起こっていることは、しばらくしたら日本にやってくると言うけど、
このことに関しては既に日本に来てると思う。
日本のニュースのつまらないっぷりは酷い。
何かの殺人事件とかより、どっかの川にアザラシが来たとかの方が先に報道されるしね。
どうでもいいよそんなこと。。
知るべき事から目をそらし、知りたいことだけを知る。
ますます、知ってる人と知らない人の2極化が進みそう。

この番組でYahooのニュース部門責任者とGoogleのCEOのインタビューもあったけど、
Yahooの担当者は新聞社の経営状態が悪化していることについて
「新しいものによって古いものが淘汰されていくのは仕方のないこと。」
みたいな事を言っていた。
おいおいおい・・。
Yahooのニュースはその新聞社から記事を買って載せてるんじゃないの?
新聞社が潰れても、Yahooのニュースだけは何故か存続できるわけなんだね。
普通の淘汰ととはわけが違うと思うけど。
Yahooは自前の記者なんかもっていないんだから、新聞社が潰れるのは困るはず。
どうするんだろう?
将来的には買収とかするのかな??

GoogleのCEOはさすがにそんなことは言っていなかった(笑)。
「自分達は他社の記事に依存している。」
とまでしか言っていなかった。
Googleは自前のコンテンツは何も持っていないし、
ここは慎重にならざるを得ないだろうね。

市民記者がうんだらかんたらということについても出てきたけど、
それははっきり言ってどうでもいい(笑)。
「何か面白そうなものがあったら写真にとってブログに載せればいい。
 みんながジャーナリストだ。」
とか語ってた人がいたけど、それは違うだろっ。
じゃぁ市民記者が政治家の汚職を見つけ出せる?
市民記者が年金記録の紛失について最初の情報を発信できる?
市民記者はジャーナリストとは違うと思う。


報道の将来かぁ・・。
なかなか考えさせられるテーマだったけど、
まともな報道をしている、またはしようという気持ちはあるのがNHKのみ
という今の状態では未来は暗そう・・。
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BSドキュメンタリー(NHK)

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